mikagiさんの旅、おわる。

 18きっぷ*1のポスターの撮影地をめぐり、同じ構図で撮影を試みた彼の企てのすべてを通して見たい人はこちら。
 →みかぎの鍵

 きっと、たぶん、また彼の新たなる挑戦が、遠くない日に見ることができるでしょう。楽しみに待つとしますか。

*1:JRグループが販売する、普通列車一日乗り放題切符。→http://www.geocities.jp/hp_18kippu/

偽一万円札騒動の一端をのぞく

 実際に浅草寺で一万円を使ってみた、という話。
 デイリーポータルZは、こういう行動的なネタだと随一ですね。
 →デイリーポータルZ:偽一万円札騒動の一端に触れてきました

 和紙にプリントしたらそれなりに好感触、とは以前から言われていたところ。暗がりで手袋してたらわからんよね。しかも、袋にいれたりして揉んだりすることで、それらしい古さをかもしだすとか。
 認知心理学の方面でいうと、人間の持つ五感の働きの中で、外界情報の受け取り比率は視覚87%・聴覚7%・嗅覚2%・味覚1%・触覚3%の比率ということになっているらしい*1。たかだか20分の1にも満たない感覚に、思いのほか依存しているのだなとこういうニュースを見ると思う。だからといって札のサイズを種類によって極端に変化させるわけにもいかないし、さてはて。

 他の物事でも目立つことにとらわれて、目立たないことにどれほど依存してしまっていることやら。見えることがらだけでも処理するのが追いつかないのにさ。

ボタンレスなラジオ

 
 →Mouseradio

 ボタンなしで、傾けたり移動させることで音量調節とチューニングをするラジオ。onの側に倒すとスイッチオン、上下運動でボリューム、左右動作で周波数を選択できるそうだ。現代美術とかプロダクトデザインをしているドイツの人が作ってみたものらしい*1
 こういうのっておもしろいな。うまく作ったら稼動部がないから防水で壊れにくいものができるかも。非接触で充電までできたりして。
 だけどバリアフリーとかそういう認知科学方面からみたらどうだろ。はじめてみて、箱を倒してみる動作が思いつくかどうかが鍵だな。
 あるいはツマミとかそういうわかりやすいアナロジーがあるほうがいいのかな?あ、動作そのものがアナロジカルですかそうですか。

 いずれにしてもソリッドなデザインは好きです。

スマトラ沖地震での地軸変動

 自転が変動したというのはけっこう有名な話だけど、いまでもまだニュースにはなるらしい。

 【ワシントン10日共同】米航空宇宙局(NASA)は10日、昨年12月26日のスマトラ沖地震の影響で地球の自転速度がわずかに速まり、計算の結果、1日の長さが100万分の2・68秒短くなったとの解析結果を発表した。 地球の中心部に向け大量の物質の移動が起きたのが原因とみられ、NASAの研究者は「アイススケートの選手が両腕を体に引きつけてスピンをすると回転が速まるのと同じ原理だ」と説明している。

 とりあえず時刻の調整などには当面影響はでなさそう、と聞いて安心。ってそんなレベルになったら人類の存続そのものが危機になっててそれどころじゃなくなってるだろうけど。
 で、気になったので調べてみたらNASAのサイトでは地軸がずれたといっていた。な、なんですとー。
 →NASA - NASA Details Earthquake Effects on the Earth(英語(エキサイト翻訳したものはこちら))

NASA Details Earthquake Affects on the Earth

NASA scientists using data from the Indonesian earthquake calculated it affected Earth's rotation, decreased the length of day, slightly changed the planet's shape, and shifted the North Pole by centimeters. The earthquake that created the huge tsunami also changed the Earth's rotation.

超訳NASAの科学者は、インドネシア地震が地球の自転に影響をあたえ、一日の長さを減少させるとともに惑星の形をわずかに変形させ、北極を何センチメートルも移行させたと分析した。 巨大な津波を引き起こした地震は地球の自転をも変えた。)

 おおよそ2センチ、地軸がずれたらしい。指一本くらいか。しかし、どんなすさまじいエネルギーだ、それって。
 とりあえず地軸転倒とかにはつながらないようでよかった(SF好きの杞憂気味)。でもこれだけのことがおきたら、そりゃああんな災害にもなるよなあ……。

みえてくること。

 デジャブもジャメビュも興味がなくなって久しい。そんなものはそのあたりに転がっていて、それに珍しさは感じない。ただ、その感覚の錯誤によって生じる、あたらしいものの見え方というか、そういうものには興味があいかわらずある。

 見たこともないのになぜかなれ親しんでいるように見えたり、いつも見ているのに全くそっけなく見える瞬間。

 そうやって風景に伴う感情の動きが通例と異なるときは、見え方も変わってくるもので、それはとても貴重だ。違う世界がそこに広がる。いつだってそれはそこにあったというのに。

 目玉の裏側を見てみたいと思ったことがある。実物というより、つまり、そういうことだ。ものを見ているその背後から見てみたいという要求。中学校のとき牛の目玉の解剖をしたけれどそこにはなにもなかった。してみると、目でものを見ているわけではないということらしい。でも、だからといって目がないと困る。

 そう言う関係性のものって、多いよなあ、と、つまり言いたいことはそれなのだ。ほら、この論旨の運び方、既視感にあふれているでしょ。

 問題はそれで何が見えてくるかということなわけで、中身なんて正直、どうでもいいのだよ。

ossann、グリーン車とモノレールに乗る

Blank2005-01-11

熊谷−大宮のグリーンの料金がホリデー料金550円
熊谷−大宮の新幹線特急料金が840円

 これなら確かに差がないなあ。
 いつもどおり写真満載の小規模旅日記です。隣の人の日常風景は、別の人にはちょっとした異世界。ふらりと出かけてみるのもいいものですね。
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