単語の混同

チャットをしていて内田百閒を吉田百閒と誤記してあとで言われて気づいた。禿頭つながりで、吉田兼好とこんがらがっていたらしい。なんだか気づいて面白い。たしかにどちらもエッセイストだ。

その弟子の(兼好ではなく百閒のほうね)高橋義孝という人がいる。そのエッセイの背筋の伸びた気骨と気品のある文章が好きで小学生のころ読んでいたのだけれど、そんな愛読していた文筆家の名前さえも、おなじドイツ文学者つながりで高橋健二*1と混乱していた。微妙にロマン派のドイツ文学翻訳でつながっていなくもないあたりがこれも興味深い。高橋義孝ゲーテとかカフカを翻訳していた人なのです。

こ、これは老化なのか。そうなの?ぎゃー。


とりあえず相撲協会の理事もしていた高橋義孝のエッセイはいまでもお勧め。

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*1:ヘルマン・ヘッセ翻訳で有名な人