クラッキング

今朝、近所のコインパーキングの料金収納機のまわりに警察官と、普段は配置されていない警備員がたむろしていた。どうやら夜中に誰かがバールのようなもの(←一度は使ってみたい単語)を用いて機械を壊し、お金を取ろうとしたものらしく、よく聞いてみると小さい音で警報音もピーピー鳴っていた。あれじゃ人は呼べないよ。

しかし近所もおっかなくなったものだ。年末のためか、駅前には制服警察官の二人組チームがそこら中を巡邏している。おかげでちょっと前よりは治安が回復したけれど、いつもあれくらいできたらいいのにな。

人員不足

慢性的に警察官は不足しているらしい。
現在警察官は全国で約二十四万人いて、人口比では五百三十人に一人。自衛隊が定数二十六万人で実際には充足できなくて二十四万人くらい。さてさて、内憂でさえ手が回らないのに、外患にこれで足りるのかね、というのはさておいて、警察官人口比が欧米諸国だと百人から四百人に一人とか聞くと、ちょっとねえ、治安悪いのもわかるね。ググってみると出るわ出るわ、都市部を中心に「警察官が足りない」といった声。どこもいっしょなのね。

三年間かけて一万人、警察官を増やすという計画があるらしいけど、一桁増やすくらいが欧州並みと考えると、それはどんな国家だろ、とも思うわけで。でも実際それくらいじゃないと回ってないんだよな。現に足りてないからこんなふうになっているわけだから。

となると民活となるわけだが(実際、今回の一万人増員でも「警察だけじゃ無理だからみんなで気をつけてね」と警察庁が言ってる)、それってつまりは警備業の業務可能な範囲を拡大するってことにつながるのかな?救急隊員の業務を拡大して徐細動器を扱えるようにしたみたいにさ。

警察OBの天下り先だよな、警備会社。
さて二十年後、どういう社会になっていることか。