GoogleMapを忘れてた

なんか検索で便利なのってまだあったよなあ、と考えていたけどこれを忘れてた。

Google マップ

これが全世界版で本格運用されて、Google検索の結果の一要素に出てくるようならマピオンより格段に面白くなる(まだまだ挙動おもいし中身も薄いけど)。「日本の変なモダン建築物がある、○○から歩きでいける場所」とか打ち込んでEnterを押したら形態素解析して自動でキーワード生成し、イメージ検索やら地図検索やらサイト検索やらを駆使した結果だけを上位から順番に表示なんてしてくれたら散歩するのに楽しめませんかね。


紙の辞書や地図はいまだに愛用しているのだけど、なんといっても紙媒体が電子辞書に圧倒的に勝っているのは隣接する項目についてふと目にできることだったりする。ぱらっとめくったり、隣に書いてある項目から連想的に検索していけるあたりは電子辞書ではむずかしい。キーワードいれたらそれしか調べられないし(というよりは、そういう目的に特化していると見るべきなのだろうな。だからこそ、キーワードがわからないと引けない、という循環を生む)。地図を見てふっと隣のページをみたら、自分が探していた場所とまるでちがうけれど行ってみたいのは実はここだった、という場所を見つけた体験はないですか。そういうあいまいな検索(?)の自動生成。


ネットでの検索の世代が進むとするなら、それはたぶんキーワードの省略という方向になるんじゃなかろうか。ピンポイントのキーワードをいれないと結果がヒットしてこないっていうので検索できない人をよく見るし。


この手の自動化こそAI技術の出番ですね。自然文を自動解析しているだけじゃ、まだリーチが短い。自動化できるっていうのは、人の手を関わらせることなしにやまほどのことをできるってことなのだから。人が機械と大きく違う点を生かすのは、そういうアイディアの生成にこそ尽きるんじゃなかろうか。