デュアルモードビークル実用化へ

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050618&j=0024&k=200506182141:itle

 JR北海道は十七日、線路と道路両方を走行できる新型車両「デュアル・モード・ビークルDMV)」の営業運行を二○○六年秋にも始める方針を決めた。今年九、十月に二両連結させた「U−DMV」の走行試験を、JR石北線北見駅女満別空港間で実施する。この駅から空港へ乗り換えなしの初の実地試験を行ったうえで、運行する路線を決める。

 そのまま道路走ったほうが速いし安いんじゃないの?という気もしないでもないけれど、エネルギー効率とか渋滞とかを考えたらメリットあるのかな。でも北海道の北見とか女満別あたりってそこまでの渋滞ってないような。

 要するに旅客用の軌陸車ということだろうけれど、オンレールとオフレールの確認をきちんとしなかったらすぐ脱輪しちゃうんだよね、軌陸車。人力で載線する場合はどうしても数分かかるし。
 載線が自動化されているのだったらどれくらいの速度と確実さで載るのか、あと免許はどういうのが必要になるのか興味がある。えーと、連結バスだから牽引の二種免許と、あと鉄道用の路線ごとの資格? やっぱハードル高すぎる気がする。

 おそらく「鉄道の営業免許を確保し続けるためにレールを使用し続けたいけれど、そこまでの大規模な輸送力は必要とされていないのでバスにしたい」という思惑が、技術の進歩をうけて顕わになったんだろうな。


 むしろこういう技術は都市部で大規模に活用されたら便利かもしれない。バッテリー駆動で一部車両だけ駅から道路に出る、とか。新都市交通システムとして新規路線を作ったところで駅の乗り換えによるコストロスがどうせ出るんだったら、のりかえ不要にすることで駅規模の縮小とか、こまめな運用とかできるかも。線路にもどるまでのバッテリーだけ積んでいたらオッケーなんだから、現代の技術でも十分いけるんじゃないのかな。
 いずれにしてもコストの高いお話で。