都市型水害の基礎知識

駄文にゅうす - 2005年7月

◆ 都市型水害とは
河川や用水路・下水道の処理能力を超える集中豪雨が降った時に起きる河川の氾濫以外での水害を言う。農地の宅地化やコンクリートアスファルト舗装等の都市化に寄り、雨が水田や地面に浸透する前に一気に用水路等へ流れて行く都市構造の問題が原因の一つに挙げられている。

 ということでいつも拝見させていただいている駄文にゅうすさんで都市型水害関連のリンクがまとめられていたのでこれは便利と拝見&メモ。これから台風とかまともにきたら、ほんとにこわいものね。


 だいたい毎時50ミリ(バケツをひっくり返したような雨、として体感する程度の降り)が発生の目処になるらしい*1。けれど、下水道整備や雨水浸透マス、河川や暗渠の改修がまだまだまるで追いついていないし、将来的にも対策が打たれるのか不確定だったりするのが現在の姿のようだ。地元の対策とか調べてみないと不安だなあ。

 自宅は平気でも、たとえば買い物にいっているスーパーの食料品売り場(たいてい、冷房効率の関係で地下にありますね)が水没したりすると生活でトラブルになるし。

 土嚢のかわりにゴミ袋に水を入れた「水嚢」と簡素な板を活用して、簡便な水侵入防止対策をする、とか、簡単でいつでもできてほどほどに有効な対策がいくつか発見できたので、特に舗装道路率が高い、最近都市化が急速に進んだ地域にお住まいの方は一読されてみてはいかがでしょう。

*1:東京の丸の内あたりなど、場所によっては三年に一度はかならず降る程度の降雨量らしいけれど、建築業界などでは五十年に一度くらい、という大正初期の目安をいまでも言っているそうだ。まあ、稀にしかおきない、とするほうがコストかからないしね。