夏風邪予防に手洗いを

 コストパフォーマンスのすごくよい話を知った。石鹸を使って手洗いをする習慣を広めただけで感染症が激減したというニュースだ。

石けん手洗いで5歳未満の肺炎発症率が半減、パキスタン

全世界で毎年約200万人の小児が急性呼吸器感染症により死亡し、その75%が1歳未満だという。こうした事態を打開する研究成果が発表された。米国疾病管理センター(CDC)のStephen P Luby氏らは、衛生環境の悪い地域に住む人々に石けんを配布、手洗いを指導して、小児の肺炎と下痢の発症率を大きく減らすことに成功した。また、毎日石けんを使って体を洗うことにより、膿痂疹(とびひ)も半減した。詳細は、Lancet誌2005年6月16日号に報告された。

 手を経由して目の周囲を触ることでインフルエンザになることってけっこう多いときいて、へー、と思ったことがあった。たしかに手洗いとうがいと洗顔をすると風邪をはじめとする感染にはとても有効のようなのだけど、厚生労働省が示した基準の手洗い技法ってのがあることを知った。いやまあ、そういうのする省庁だからあるんでしょうけど。
 その基準によると、二分間かけて手を洗うことになっているらしい。



 できないよ。



 そのへん軽妙に説明しているサイトがここ。


 → http://www.geocities.jp/handwashmethod/



 関連テキストのゼンメルワイス物語も興味深い。ほおっておいても人はどんどん死んでしまうものだから、衛生的にすることはとても重要なんですね。