イタリアの画家とトレース

 他のニュースでかき消されつつあるけれど、このところ経緯が気になっているのがイタリアの画家アルベルト・スーギさんの作品を日本の画家が模倣したニュース。ついには賞を返上したとか、四月一日っぽい有名政治家やら車ひきの財界人やら作家やらと親交があるとか、あれよあれよというまに普段なら表にでてこないつながりがぼろぼろでていて興味深い。とはいえなかなか続報を追うのもむずかしいなあ、とおもっていたら、ありましたよまとめられているサイト。


 → 盗作疑惑: 天漢日乗


 両氏の作品について、アニメーションGIFでモーフィングなどしてみたりしていて一目でよくわかる。なにもまあ、絵なんて描かなくても偉そうにできるだけの地位を得たんだから無理して描けるふりしなくてもいいのに。

 ところでこのサイトを見るまで、高松塚古墳の彩色壁画がずさんな管理のためにカビを発生させてしまった件は念頭になかったんですが、この問題の賞をめぐる対応をしたりしている文部科学省の部署と古墳あつかってる部署はおなじところなんですね。なるほど、そりゃあ問題も出てくるし出たあとも上手に収められないわけだわな。