ネコソギラジカル(上)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

 ということで西尾維新の新刊。で、戯言シリーズ。誰だったかに紹介されて読んだ勢いでなんとなく入手、即読む。
 内容はいつものとおりライトノベルなノリ。ジョジョの引用が説明なしにあったり、奇人変人キャラ満載だったり、まあ通例どおり。
 本作はなにやらこのシリーズの完結編だそうだ。そのわりになんか収束しねーなー、と思って読了後にこれが三分冊の一冊目だと気づいたていたらく。ってか表紙ろくに見てないってことだなこりゃ。
 メイドさんあり妹キャラありイラスト満載で、なんかあれだ。ライトノベル読者にはあいかわらずジャストミートじゃなかろうか。ミステリな要素はまるでないあたりもここんとこの講談社のミステリのノベルスぽいですね。
 しかし放り出しっぱなしのネタとかわざわざ謎めかした裏設定とかどうやってまとめるつもりなんだろ。そのあたり見るのだけが今後の楽しみといえば、まあ、楽しみかも知れません、ね。うん。