補色残像現象

リンク先のシンプルなカラー画像には、中央に黒丸が置いてあります。
その黒丸を見つめ続けていると、ほどなくその黒丸の周辺に配置された物体の色が失われる、という体験ができます。



イリュージョン 旧作品No.13070 | pya! (ネタサイト)

つまり何を見ていても、目に入る映像が停止していれば色、明度が無くなり、すべて灰色の世界になります。

というリンク先の書き込みによると、これは「補色残像現象」とよばれる現象のせいだそうです。すべての色は移動によって産まれるわけか。ちょっとおもしろい。
おもしろいので追加でしらべてみる。



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 補色の組み合わせは食品うち、「色影現象」というものの関係では非常に頻繁に利用されていますね。

 例えば寿司屋のカウンターにあるネタケース。寿司のネタは色相で赤を中心としたものが多く、マグロ・サーモン・タコ・エビ・ウニ・イクラなどなど。そして、ネタの下に敷かれているのが緑の人工芝。これは少々色が悪くなったネタでも心理補色で見える赤が重なって美味しそうで新鮮に見えてしまう。スーパーのマグロの刺身も下に大葉(シソの葉)が敷いてある。それ以外にもスチロールのトレイに緑の葉が印刷してある。印刷費用だけ安くしてくれれば良さそうなのに、そうじゃあないんですねえ。おいしく見せて売上げをのばすため、ひどい場合は古い商品をごまかすために心理補色を利用している場合も考えられます。

なるほどー。
カエルには動いているものしか見えない、という有名な話があるけれど、カエルにとっての世界がすべて動くものだけによって構成されているのと色についてはまるで同じなのね。
気分がおちこんで世界が灰色に見える人に「ちょっと動いておいで」とか言ったら適切……なのか?まあ気分転換にはなるか。