自動鳥山明と最適化調理手順

「鳥山明風コマ割り」が瞬時に――アイデア勝負の未踏ソフト - ITmedia NEWS

 「鳥山明」「富樫義博」「CLAMP」「矢沢あい」など、コマ割りを真似したい作家をメニューから選べば、選んだ作家風のコマ割りと構図候補を表示する。コマの割り方はストーリーの起承転結に従って変化し、例えばスタート時の「起」は落ち着いた感じに、「転」ならダイナミックに、といった具合だ。起承転結のページ配分は自分の作品に合わせてカスタマイズ可能。構図も複数パターンから選べる。

 小林さんは、21作家・計1万2113ページ分の漫画をアルバイトの協力を得て調査し、作家やジャンルごとの特徴を抽出。「大御所系漫画は落ち着いたコマ割り」「少年漫画はメリハリがある」「少女漫画は構図・コマ割りともに独特の効果が多い」といった特徴を見つけ出した。

 引用部についてはDTPの自動割付けでだいぶ前にあったので応用例だな、これとタブレットを使えるアイディアプロセッサを統合したらおもしろいかも、と思った程度だったけれど、記事後半の「キッチンの配置と作る料理に応じて調理手順を最適化」というもののほうには心を惹かれた。コンロの配置とかまな板の使用とかで最適化するらしい。そうそう、料理って最短経路探索なんだよ。
 こっちもレシピサイトでカートにメニューいれたら自動で食材一覧をプリントして、調理手順を最適化して教えてくれるととても便利だな。

 単体ではさほどでなくても応用次第で広がりがでそうなアイディアだと感じた。ちょっとした使い勝手の改良って、なかなかひらめきを得ないと難しいものだしね。世界は広がるなあ。