始まりの終わり、終わりの終わり

Blank2004-12-27

いろいろなことがあってここにいる。では、さて、ここにこうしているのはどうしてだろう。振り返ってみてもよくわからない。たぶん来年になってもよくわからない。
その時々の、それなりの答え、みたいなものをひねりだしていく能力は上がっていくかもしれない。けれどたぶんそれは、それだけのこと。日が傾くにつれて影が伸びるようなこと。

いろいろなことを忘れてここにいる。忘れ損ねたことはさまざまなしがらみになって足を取る。夜になると泡のように浮かぶ。浮かんだ泡はすぐに消える。

さまざまなことを失って進む。たぶん、なくすことが燃料なのだ。どれだけのものを燃やしていけるか。ひどく燃やしすぎたならもうすすめなくなるけれど、火が燃え盛ったなら沈むまで船は先に進むだけ。

終わるなら始まりもある。それは迷路には入り口があるようなものだ。出口はないこともあるけれど。

では進もうか、その始まりへ。それくらいなら、もうできるだろ?