雲間に丸い月、ゆったりとした、冷えた微風。貨物列車が走り去っていく音がやけに響く。
コーヒーを眠る前にゆっくりと飲む。脳味噌が寝ていく。夢のような青い空、白い雲。わたしたちは白くぬりつぶす、青すぎるこの空を、広すぎるこの世界を。骨の白、錠剤の白、睨む目玉の白目の白。脱色と漂白とシーツ。のんびりとコーヒーを飲んで、ゆっくり…
繁華街だけ明るいや。
読んだあとに煙草を一本吸って、それからさらに腕を組んで考えるけれど、やっぱりもう一本煙草をくわえて、でも火をつけるのを忘れてしまうというのをやってしまったことに気づいて苦笑してみたりする午前零時。世の中は結構複雑で、複雑であるその理由は、…
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