2004-12-30から1日間の記事一覧

ながらみとながれこ

明日はシチューにすると宣言すると彼女は悲鳴をあげた。同じメニューにするつもりだったらしい。同じだからといってどうということもないのだけれど(彼女は大阪、私は千葉。チャットの仲間だ)、そうやって戯れるというのも、まあ楽しいものだ。偽造された…

遠くからの声

電話の向こうでは笑い声が響く。風の吹く交差点で耳を押し当てる。中身は聞かなくたって声を聞けば伝わる。心弾む一日の報告。遠い街から届くレポートに耳を傾ける。ヘッドライトがきらめき、信号が明滅し、赤になる。道端に消え残った雪に目を落としながら…

夜の街灯、暗い枝

コントラストが強くて、明るいのに目がくらむからまるで明るい闇夜のようだ。 夜は暗いほうがいい。たぶん、いくらかは。

火星人先史 川又千秋

火星人先史 (徳間デュアル文庫)作者: 川又千秋,大本海図出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2000/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る知性を改良され、労働補助のために火星へ送り込まれた改良カンガルー。叛乱を起こした彼ら…

読書家の条件

かつて読み捨てた質の悪い本の数だけ読書家レベルがアップするのだ、と言っていた先輩がいた。その本が面白いかどうかを考える前にとりあえず読破するのだ、といわれて若かりし頃の私は、はぁ、と気の抜けた返事をしたものだ。あれからだいぶたって、その先…

ネバーランド 恩田陸

ネバーランド (集英社文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/05/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (227件) を見る恩田陸の書いた、田舎の伝統ある男子校とその寮を舞台にした物語。清潔感のある恩田陸のキャラ…

名前復帰

以前の名前に戻しました。以前の方も新しい方も改めてよろしく。

雪の名残

まもなく消えることでしょう。

かなりの束

一本にこれだけまとまって引かなくても。

今日の空

青空には配線の幾何学的配置。

たぶん、きっと。

たぶんきっと、あなたは私がいなくてもきっと地球が回ると信じる。→http://blog.drecom.jp/sun_moon/archive/222

旅行記

IRCで楽しく会話させてもらっているmikagiさんが旅行しながら写真をアップされています。→2004-12-30モバイルって便利だね。移動しながらスナップしているこういう写真を見ると、わくわくしてきちゃいます。ああ、旅行いきたいな。ここに不満があるわけじゃ…

速度と取捨と恣意

奈良の女子小学生殺人事件の容疑者が身柄を確保されて逮捕状請求、家宅捜索されたというニュースはもうこの時間になったらかなり広まっているだろう。真犯人なのかどうかというのはここではさておいて、興味深いことがあったのでメモ。最初に関西の知人から…

卵を調理しながら考えた。

目玉焼き、玉子焼きなどの焼く料理、茶碗蒸しなどの蒸し料理、ゆで卵やポーチドエッグなどの茹で料理、煮卵やおでんなどの煮込み、カルボナーラや卵かけご飯などのような半煮え生料理というところはよくあるけれど、それ以外の卵料理ってあるんだろうか。

雪のあとで。

ひとしきり、雪の話題。たいした雪ではないけれど、それでも珍しさのせいで会話は弾む。酒を飲みながら眺める流れるログ。すこしぼんやりとした頭には会話として把握するのがわずかに困難で、その困難さが心地よい。たぶん、意識が低下することで意識的に行…