2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧
かつて年配の同じ部署の方に静かな声で、君は何かに怒るように真面目に正確に歌うからねと言われたことを思い出したりする朝。そんななのか?そうなのか。 怒っているみたいだといわれることはあるけれど別に今さら何かに怒りを覚えたりするほどには実は今は…
若い頃ほど納得することに飢えている。それは、納得するということによって自分が成長してきた余韻に酔えるからだ。 酔いはすぐに醒める。その素早さ、まさに瞠目するほどの素早さ。 つながりなんてたいていが手ひどいウソだし、控えめに見ても、たいていす…
静かな雨が街を覆っています。ときおりゆっくりと風が吹いて、肌寒い。
追い越してゆく車の前照灯が足許を照らします。 結局、日中は雨は降らなかったな。すこしだけの残念な気持ち。
うなずくことの意味と意味を求める意味を考えた午後、保留されたすべて。
騒いでいるときには他人といることを意識しないでいい。なので誰かと集まるときは半ば意識的に大人数で必要以上に盛り上げる、ということをするようになって久しい。だけれど人数が少ないとその手が使えない。そこがつかれる。他人は他人だ。 人によってはそ…
空は一面、ゆるやかな濃淡の雲に覆われています。行方不明な太陽。
本を四分の一ほど読み終えて席を立って外に出ると風が気持ちよかったのでいつもと違う道を通って歩いた。平日の夜は気持ちよい。すたすた歩いた。 人通りは普段より少ない。誰もいない路地を抜けて、線路の上で通り過ぎる電車を立ち止まって少し眺めた。遠く…
雨の翌日のネオンは明るく見えるなあ。洗浄効果だろうか?
同じ轍を踏みかけていることに気づくことは、さて、どれほどの意味があるのだろう。気付かないほうと気づいたほう、どちらのほうがマシなのだろうか。結局のところ、人間にできることなんてたいしたものでもないのかもしれないなあ、などと思ったりする昨今…
「やべ、店員来そう」
夜明け前におきた地震の影響で、早朝、水道に支障が出た。震度四だった私の住んでいる地区は、もともと水圧高い地区でもあるので断水こそしなかったけれど、目で判るレベルで水量低下したのだった。公共放送が夜明け前から叫ぶ叫ぶ。いや、たしかに朝御飯つ…
なにがいいって、シンプルなのがなんといってもよい。バーチャルではないところがよい。かといって抽象性が不要なわけでもないところも、なかなかに面白い。まあ、すべて、そのあたりは必要なのだろうけれど。 縁のない事柄なのが目新しい。それはいまだにそ…
サミシサについてすこし話した。独りに立ち戻ったときに実感する寂しさもあれば、数多くの人々といるときに感じる淋しさもある。結局のところ寂しさというものはなんだろう?どこにあって、どこからくるのだろう。それは孔のようなものなのだろうか? よくわ…
もうしばらくしたら雨が降りはじめるらしい。雪になるかな。
雪だるまが転がる。そこは坂道。とても冷えている。 みるみるうちに雪玉は大きくなる。自らの重みをましていき、やがて自壊する。雪だるまはそんなに丈夫ではない。 春になれば雪だるまはいつしか小さくなるのに、あせって、太陽の当たる南へ行きたがったか…
アンヴィヴァレントな自分を観察しながらはしゃいでみるふりをしてみた。たいしたことじゃないけど。ドライアイスのように冷たすぎて、あたかも暖かいような錯覚を覚えさせる目。濡れもしない。 それは別に疲れももたらしはしない。価値判断を留保した感じ。…
夕暮れも近付いて、空の色も深く沈む。
質問をされたけれどどこに書いたのか忘れた。書くことは確かに忘却に似ている。
きれいな青。
遠い道をゆっくりと独りで歩いていく。それはとても寒い道だ。でもそれは心地よい。歩く足を一歩ずつ確かめながら戻らずに歩く。目的地は遠い。 空は低い。雲が多くて夜のようだ。月も星も太陽もでておらず、ただうすぼんやりとした明かりが辺りを不確かに照…
夜の晴天とその意味について四百字詰原稿用紙程度のスペースを用いて述べよ。なお、論述形式については韻文・散文・方程式・論理記号・図解・空欄などを許可し、特に指定しないものとする(配点:5点)
喪の仕事というのがあって、要はさまざまなモノゴトを整理するのは時間がかかるということで。そういう整理整頓の期間なのだな。柄にもなく考えていることがスピンアウトしてみたり、漏洩されてみたりして。コップの中の嵐が想定されますな。 などと客体視し…
鏡を見ながら歯を磨いてみる。改めてよく見てみると人間の顔というのは奇妙だ。さまざまな筋肉が拮抗して成立しているのが判る。いろんな部分の筋肉を動かしてみる。なにやっているのだろ、とか少し思うけどオーライ、ノープロブレムだ、ドントウォーリー。…
所々に小さな上昇気流が生まれているらしく、丸みを帯びた白い雲がいくつか単独で浮かんでいます。
晴れ間は春のようなのに、空は曇天。不思議な天気だ。
夜の雨の名残も消えた青空。
家路に向かう人ばかり。
雨が上がった翌日が晴れたら、花粉がそりゃもう…
シンプルなことをシンプルに把握することが難しくなったのはいつのころからだったろう。喋る言葉が枝葉を持ちはじめた頃と、それはたしか、重なっていた気がする。言葉と思考は同じなのだな。 一つずつの言葉を吟味してはなしていたらとても話せない。でも、…